go_sa_i’s blog

作文は得意な方だった。

シリアルキラーグランマ(仮)

シリアルキラーおばあちゃんこと静子。夫の善三(でんでん)は若い頃食品加工会社を起業した。勤勉な静子の支えもあって会社の規模は大きくなり豪邸を建てるまでになった(近所からはソーセージ御殿と呼ばれている)善三はよく働く男ではあったが酒癖女癖が悪く静子にも日常的に手を上げた。

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善三が65歳の時に脳梗塞で倒れ介護が必要になった献身的に面倒を見る静子に対して善三は悪態をついた、そんな生活が5年続いたある日今までの我慢の限界に達した静子は善三を殺す事に決めた、苦しむ善三を見ながら静子は快感を覚えた、この時静子の中に眠っていた狂気が目覚めたのだ。

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夫の殺害を隠蔽し病死という事にして静子は穏やかな生活を手に入れた、はずだった。しかし夫の苦しむ顔を見て感じた快感を忘れる事は出来なかった。その狂気が大きくなっていくのを抑えきれなくなっていた『人の苦しむ顔がまた見たい!』そんな事を毎日考えていた時に一本の電話が掛かってきた。

『あ、俺俺、電話番号変えたから知られたくてさ〜』静子には子供はいなかったのですぐに詐欺の電話だとわかった。しかし静子はその番号をメモして、電話を切った。その日から来るべき日に向けて静子は着々と準備を進めるのだった。その電話から数日後再び電話が来た息子と名乗る男からだ。

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『母さん会社の金を使い込んだすぐにお金が必要だ!』静子は慌てる素振りでお金は直ぐに用意するから家に来なさいと告げ電話を切りニヤリと笑う。詐欺師(長谷川 博己)は今回もチョロいなと思いながらこれから自分に降りかかる惨劇を知る事もよしもなく静子の元へと向かうのであった、、

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長谷川は息子の会社の同僚のフリをして静子の元へと訪ねる。静子はご迷惑をおかけしてすいませんと言いながらお茶をだす(睡眠薬入り)強烈な眠気に襲われながら最後に見たのは静子の不敵な笑顔だった。長谷川が目を覚ますとそこはオーディオルームだった。生前善三が使っていた地下の部屋だ。

静子は目覚めた長谷川に向かって笑いながらこう告げる『ここは地下で完全防音だからいくら叫んでもいいわよ』そうしてモーツァルトのレコードを掛けながら静子は用意した拷問道具(加工場から持ってきた食肉解体の道具)を眺めて『どれが一番苦しむのかしらね?』とうっとりとした様子で呟いた。

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椅子に縛りつけられた長谷川は恐怖に顔が引き攣る。『やめて!やめてくれ!』『あらあらそんな声を出されたら嬉しくなっちゃうじゃない』そう言いながら静子は長谷川の耳を牛刀でゆっくりゆっくりと削いでいくのだった。。そこから長谷川は何回も叫び気を失った

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長谷川の絶望と苦しみの様子を見て静子は自分が求めていたのはこれだったのだと確信した。絶命した長谷川の死体は長年培われてきた食肉解体の技術で細かく分断して工場のミンチの機械で処理した。これで証拠は完全に消した。静子は充実感と達成感に満ち溢れた。その翌日また息子から電話が来た、長谷川と連絡が取れなくなり、不審に思った高橋一生が静子に電話をしてきたのだ、静子はもちろん知らないフリをして高橋を自宅に誘き出す。

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このあともちろん静子は高橋を監禁拷問殺害し、自分が快楽殺人者であることを自覚していき、詐欺師達を次々と殺していくのだった。

ストーリーはこの後、一連のオレオレ詐欺師の失踪事件を探る孤高のベテラン刑事安田顕が静子に辿り着くのだが、静子の殺害衝動に善悪の区別はなく安田も捕まり殺されるのであった。

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